将棋の駒に使われている漆の歴史や研究について紹介しています。

日本漆の産地

 漆はアジアでしか採れません。日本の漆は歴史が古く石器時代から使われていました。その証拠に遺跡から朱塗りの木刀や黒漆塗りの弓が発掘されています。その後平安時代から漆芸として大きな発展をみせます。古くから漆は貴重なもので各時代の権力者は漆の保護育成策が採られました。江戸時代には藩外への持ち出しを禁止されたほどです。
 明治時代には全国各地で生産されていた漆ですが、他産業の発展によって大幅に衰退し、現代では全盛期の10%未満になってしまいました。現代では青森県、岩手県、茨城県、福島県、栃木県、新潟県、岡山県で生産されています。